追加されるカラム
従来のデータベースエンジニア達は、 RDB に於けるツリー構造データの問題を解決するために 4種類のモデルを研究してきました。
各モデルで共通なのは、ツリー構造データを保存するための幾つかのカラムを RDB テーブルに追加する点です。追加されるカラムは、その役割から次の 2種に分類されます。
- 階層構造カラム
- 検索効率カラム
(1) 階層構造カラム
階層構造を RDB テーブルへ格納するために必要なカラムです。検索クエリで検索条件を指定するためのカラムとしても使われます。
(2) 検索効率カラム
検索効率を上げるために追加するカラムです。部分木などの効率的な検索クエリを「階層構造カラム」だけで記述できない場合に追加されます。ツリー構造データを RDB に保存するだけが目的の場合には不要なカラムです。モデルによっては、「検索効率カラム」を使わないケースもあります。